以前,鹿野山近くで遭難しかけました。
その日のうちに何とか車に戻れたのですが,
もう少し出発の時間が遅かったら,もう少し疲労していたら,危ないところでした。
2月ですから,凍死の可能性もあったわけで。
そんなこんなで,記録を残しておきます。

九十九谷公園からバス停へ

鹿野山(九十九谷)と高宕山に行く計画を立てました。
九十九谷公園に車を停め,市宿バス停まで降り,バスで奥畑へ。
高宕山に登り,国道465号まで降りて(降りない道もあるようだ),九十九谷公園まで登るコースです。
まずは奥畑まで行って様子を見て―なんて思っていましたが,いつものように初動が遅い。
9:56九十九谷公園着でした。
良い眺めだったので,一寸うろうろして写真を撮り,10:16出発。
県道93号を東に降りて行くのですが,遠回りだと感じていたため,
最初の右カーブのところで左の砂利道に入って行きました。
航空写真でも道が続いているような気がしたので,少しずつ降りて行くと,
枯れた沢を下りて行くような道がありました。
手入れはされていないようでしたが,なんとか歩けました。
途中,山崩れ防止の様なダム?もありました。
道は農家の裏手へ出ました。タイヤか何かを燃やしていたらしく,煙が立ち上り,嫌な匂いがしました。
10:59市宿バス停前の自治会館で休憩し,バスを待ちました。
本当は8:04のバスに乗る予定が。。。
そういうのが後述の遭難に影響するのですよね。。。

バスを降り、高宕山山頂へ

11:26バスは定刻より2分ほど遅れてきました。
君津市コミュニティバスは200円の前払い制,お釣りがないようにとのことでしたが,用意を忘れてしまいました。すみません。
バスの運転手さんはやさしい人で,お婆さんをお家の前で降ろしたり,登山道の説明をしてくれていました。
このバス,特定の区間はどこでも乗り降りできるみたいです。
運転手さんに,奥畑で降りることと,歩いて九十九谷公園まで戻ることを伝えました。
11:54奥畑で降りると,バス停前に大きめの駐車場が。
しっかり調べて,ここにとめればよかったと後悔。
まぁ,どうにもならないので右手の集落方向に登って行きました。
ここから高宕山まで,3kmの様です。
順調に登山道を登って行きます。
12:34三郡山都の分岐につきました。
ここから高宕山までは1.2km。
12:46登山道の横の峰に登ってみました。
鋸山?が見えました。
先日の雪が残っていて,良く見ると鹿?の足跡が。
13:14高宕山山頂と石射太郎山の分岐につきました。高宕山頂まで0.3km。
時間はちょっと遅いものの,まだまだ焦ってはいませんでした。
ここからは急な斜面を梯子を登ったり,ロープ伝いに登って行き,
13:25高宕山頂に着きました。
山頂は狭く,何人か他の人もいたので,ちょっと下に陣取って,おひるの準備。
あまり時間がなかったせいか,缶詰だけの食事だったようです。
(このブログは8ヶ月後に写真を見ながら書いていますので,推測です^^;)

そして問題の分岐へ

食事の後,もう一度山頂を堪能して,
14:19山頂出発。
14:31高宕観音着。
観音様への道を逆行するような形で,石射太郎山に向かいます。
しばらく歩くと,前方に石射太郎山らしい高みが見えてきました。
そして,
15:02おそらく問題の分岐に到着。
高宕山頂手前の分岐から,1.6kmの地点。
今見ると,下の標識に,うっすらと『宇藤原』と書いてあるような気がします。
右は,きつそうな登りになっています。
ここで,自分は,石射太郎山に登らなくても,九十九谷公園の方に抜けられるだろうと思っていました。
そして,登りが嫌だったので,ここを左折。
どんどん進みました。
すると,方角的に西に西に進んで行きました。
15:20右への分岐がありましたが,『この先×』と案内板があったので,左に。
15:22すると,鉄柵に覆われたところがありました。
ここは,右にも行けそうですが,鉄柵沿いに降りて行く道もあったので,左に。
15:26扉が閉まっていました。開けられそうにないので,戻りました。
15:30先ほどの分岐に戻ってきました。
ここから右に降りて行くと,道は荒れているものの,何とか通れました。
なんか,電気が通ってそうな仕掛けがありました。
15:35しばらく荒れた道を下り,何とかコンクリートの道へ。
農家の裏手から,棚田沿いの道に出ました。
集落の上部の様な場所でした。
ここから,何とか鹿野山を目指して進みたいのですが,道が西方向にしかありません。
北に曲がって行き農家のおばあちゃんに聞いてみたのですが,
この先は行き止まりだと言われ,あきらめて西に降りて行きました。
『新・分県登山ガイド 千葉県の山』を持っていましたので,
自分は,この集落は芹の集落だと思っていました。
後で調べて,おそらく宇藤原の集落だったと考えています。
扉のある柵もあるし,国道まで降りて行く時間も40分ほどの様です。
スマホでGPSを確認しましたが,特に心配しませんでした。
併し,このあたりからだんだんとくるぶしのあたりが痛み出しました。
そういえば,このブーツ,今日はじめて履いたんだっけ。
前のブーツはメレルのミドルカットだったので,靴擦れを起こしたようです。

更に間違える

16:36国道465号に出ました。だいぶ日も落ちてきています。
『千葉県の山』によれば,この後10分ほど東に向かったところから,左に登って行き,
30分でトンネルにあたるからそこを左に登って行くとゴルフコース沿いに九十九谷公園に戻れそうでした。
暗くなる前に何とかなるかなと思いながら,465号を歩いていましたが,
靴擦れが痛くて,休み休みになってしまっていました。
すると,一匹だけで散歩している犬さんが。
犬さんはは左に曲がって行きました。
16:46何となく犬さんについて行って左折し,
登って行くと,古い地層の露頭も見える。
ここであってるはずと信じてどんどん登って行きました。
犬さんが導いてくれるのかなぁと思っていたら,
ある農家に入って行って,農家の敷地から自分のことを吠えてました。
だいぶ登ってしまったので,とにかく登れるところまで登ろうと,
だんだん急に,狭くなっていく道を登ります。
もう,足も痛すぎですが,暗くなるのが嫌なので頑張って進みます。
左手下方に,ゴルフ場が見えてきました。
このあたりで,改めてスマホのGPSを見ました。
道はなくなるようでしたが,航空写真を見ると,何とかつながってそう。
17:28やはり,道は登山道の様な道に。
手入れはされていない模様。
もう行くっきゃないし,スマホによれば,少し登ればマザー牧場の近くの道に出るようです。
そこまで,暗くなる前にたどりつければ・・・
もう足の痛みも忘れて,登り続けます。
携帯の電波は立っていて,東京に仕事で出かけていた同居人と電話しました。
先が見えてきたので,「大丈夫じゃないか」と伝えましたが,
まだ,不安はちょっと残っていました。
どんどん暗くなる中しばらく登ると,地図がありました。
林を管理する地図の様で,この地図が進むにつれて出てきました。
現在地の表示もあって,とても心強かったです。
17:48必死で歩き,何とか建物に。コンクリートの道路に出ました。
あー,これで助かった。
ここは,マザー牧場と鹿野山の間の,別荘村の様です。
荷物をデポして,後で回収も考えましたが,迷った末全部持って行くことに。
まだまだ道は登りですが,車道に出たことで,安心してペースが下がりました。
同時に,くるぶしの痛みも酷くなりました。
県道93号に出て,右に曲がり,
九十九谷公園に向かって,少しずつ歩きました。
たまにマザー牧場帰りの車に抜かされますが,恥ずかしいのでヒッチハイクできません。
辺りには街灯はないものの,月明かりで影もできるほどでした。
晴れていたことと,満月だったことが,幸運でした。

神様到来!

19:00しかし,とにかく疲労がピークでした。
鹿野山測地観測所の入り口で,力尽きました。
PCで検索すると,別荘街の下端から2.7km・徒歩38分の距離を,倍近い72分かかっています。
残り1.7kmですが,もう動けそうにありません。
しばらくここで休んで,回復を待とうと決めました。
ここで何か食べたいと思い,ザックをあさると,昼に食べなかったカレーの缶詰が。
カップに移して,アルコールストーブで過熱。食べました。
とってもうまかったのを覚えています。
辛くて,体が温まったのも良かった。
嫁さんと電話して,君津駅まで来てもらって,帰りに運転してくれないかとお願いしました。
食べ終わってしばらくすると,なぜか観測所の方に曲がってくる車が。
道を空けてみていると,狭い道でUターンできなくて,道路の端に車の後ろをぶつけてしまいました。
そして,ドアを開けたおばあさんが自分に一言「道がわからなくなっちゃって…」
話を聞くと,マザー牧場の帰りで,高速道路に曲がるところがわからなくて,まっすぐ来てしまったとのこと。
試しに,「道教えますから,自分の車まで乗せてくれませんか」と言うと,なんとOKが。
愛犬と2人でマザー牧場にイルミネーションを見に来た千葉のおばあさんでした。
車もぶつけてしまって動揺しているのか,助手席に愛犬が乗っていたからか,自分に運転して欲しいと言うので,
19:32運転して九十九谷公園まで戻ってきました。

まとめ~分析と教訓~

お婆さんに乗せてもらわなかったら,どうなっていたかわからない1日でした。
PCで調べてみたところ,なんと23㎞ほど歩いてました。
失敗点としては、
・事前の研究不足とヘタレな性格から、問題の分岐で降る方を選んでしまったこと。
・地図(本)を持っていたにも関わらず、現在地の確認ができていなかったこと。
・おかしいなと思った時に『戻る』という決断ができなかったこと。
不幸中の幸いとしては、
・満月で月明かりがあったこと。
・缶詰が残っていて体力を回復できたこと。
・神様が来てくれたこと
でしょうか。
みなさんも道迷いには気を付けましょう。。。